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  平成28年12月までの出荷成績

  • 出荷頭数 1534頭
  • 5等級率 (*) 44%
  • 4・5等級率 (**) 81%
飯古建設
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飯古 晴二

潮風ファームの挑戦は、牛舎の建設など、親会社である建設会社・飯古建設の支えがあってこそ成り立っています。ここでは、そんな飯古建設が地元で担う役割について、ご紹介します。

 

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島の建設業は、普段の生活の基盤

建設業というと、一般的には大きなビルを立てたり、湾岸の工事をしたりというイメージがあるかもしれませんが、島の建設業は、実質半分くらい便利屋みたいなところがあります。ちょっと汚水が詰まったとか、排水が詰まった、木が倒れたなど、問題が起きると大体のことは町役場か建設業に電話がかかってきます。島では他に頼れる所の選択肢が少ないですから、頼られる範囲が必然的に広くなってしまいます。


そういう地域住民の方々からの要望に応えるのも、仕事として大切な部分なのですが、かといって、自分たちの本業の部分の仕事もないと成り立たないので自分達で仕事を取ってこなければなりません。予算が大きいのはやはり公共事業です。ただ公共事業が多くなるとやむを得ず民間工事を断らなくてはならない時もあるので、それは申し訳ないというジレンマが多いです。地元住民からくる問い合わせや苦情も私たちにとっては大問題ですから、住民からの依頼も尊重しつつ、出来る限りの対応を心がけています。

 

島から建設業がなくなるというのは大問題です。何か問題があると県に対応してもらわないとダメになります。そうするとどうしても離島ですから、災害などの対応も難しくなり、遅くなってしまいます。至る所で生活の根幹に関わってくるのです。

 

島は限られたものばかり

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なくしてはいけないものだと分かっていても、建設業は日本全体としても縮小傾向ですし、それは島も一緒です。特に島は限られたものばかりなので、縮小するのもなかなか難しいです。


規模が小さくなる、仕事が少なくなると、生コンクリートなどの貯蓄が採算に合わなくなります。だからといって都度、外から運び込むとなると、輸送コストが普通よりかかる、工事期間も原価も上がってしまいます。下請けの会社も本土から呼ばないといけませんので、社員を減らすと突然仕事が増えた時に、対応するのが難しくなってしまいます。

 

小さい会社でたくさん仕事を抱える形になると、現場がたくさん増えて、そのやりくりが難しくなってきます。今日ここで使ったショベルカーを明日は向こうで使って、明後日にはまた戻して・・そんな計算をしている内に、雨が降ったから今日現場作業が出来なかったとなると、また段取り等をいろんな所で調整しないといけません。小さな島で必要なものを必要なだけ作るという要望に応えるための工夫が大切になってきております。

 

全部を自分たちでやれる楽しさ

 

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しかしながら、小さい事は必ずしも悪い事ばかりではありません。飯古建設は、だいたいの現場が直接工事、いわゆる直工(ちょっこう)です。着工から、竣工(完成)まで自分たちの会社の中だけでまわします。本土だと、作業手順ごとに下請けの会社を使って、○○はAという会社、次の○○という行程はBという会社になってしまいますが、うちの場合は一つの班が一つの現場を最後まで一環して仕上げることが出来ます。

現場を最後まで自分たちでやるというのは、人の仕事の批判をすることなく出来るので、品質をちゃんと自分たちで追求出来ます。チームとして達成感のある仕事が出来るというのは隠岐牛の「島生まれ、島育ち」という最後まで自分たちで責任を持って育てるという考えと重なるところだと思います。


全部自分たちの責任になりますので、行程管理だけが仕事のはずが、いつのまにかアスファルトの勉強やコンクリートの勉強もするようになってしまいました。全体のつながりが見える、責任を追うことで品質を追求していくというのが、飯古建設や潮風ファームに通じる仕事へのスタンスなのだと思います。


(2009年3月現在)