「島生まれ、島育ち、隠岐牛」は、その飼育過程においても、地域とより良い関係で育てる事を目標にしています。その一例として挙げられるのが、「潮風万作」という堆肥です。隠岐牛は、島で稲作を営んでいらっしゃる方々から、稲わらを頂いて育ちます。
稲わらを餌に育った牛から出た牛糞を、潮風ファームの親会社である飯古建設の建設事業で出てくる木材とを掛け合わせて堆肥化を行い、「潮風万作」という堆肥になります。
「潮風万作」は、稲わらをご提供いただいた農家の方々には無料で還元し、島の中で上手く資源が循環する仕組みを作っています。
「島生まれ、島育ち、隠岐牛」は、飯古建設有限会社の「公共事業が縮小する中で、社員を切りたくない」という思いから開始された事業です。地域における建設会社の役割は多々ありますが、その重要な役割の1つに雇用の創造があり、建設会社がそれを安易に放棄することは、過疎が進む地域にとって大きなダメージだと考えます。
そのため、地域にとって継続的に必要不可欠なものである、一次産業による雇用創造が出来る事業展開を考えた結果、「隠岐牛」という島のブランド牛の飼育に至りました。地域をなくしてしまっては建設業は成り立たず、また建設業なしに、地域の生活インフラを守ることは出来ません。
建設業が時代に沿った形で生き残っていき、地域に十分なインフラをサービスとして提供していくためにも、魅力ある地域の創造が重要だと考えています。魅力ある地域の創造のためには、当たり前ですが地域における人と自然を大切にすることこそが基盤と考え、その思いの下、「島生まれ、島育ち、隠岐牛」を育てています。